年末(ねんまつ)の大掃除おおそうじ)はなぜするの?
外国(がいこく)の人に寒(さむ)いのに、なぜ掃除(そうじ)をするの? と聞(き)かれたことがあります。そのときは、ほんとにそうだな。なぜだろうと思っていました。
いまはちゃんと答(こた)えられますよ。
家じゅうをきれいにして、1月1日、元旦(がんたん)に五穀豊穣(ごこくほうじょう)、つまりお米などをつかさどる歳神様(としがみさま)をむかえるためだそうです。
この神様(かみさま)はとてもきれいずき。よく門(もん)などに、松(まつ)が飾(かざ)られていますが、歳神様(としがみさま)は、松の先のようなとんがっているところにくるそうです。そしてきれいになった家に入ります。おせち料理(りょうり)は、神(かみ)様にお供(そな)えして先祖(せんぞ)の霊(れい)と歳神様(としがみさま)を迎(むか)え共(とも)にいただく食事(しょくじ)のことで、主婦(しゅふ)が楽(らく)をするためのものではないそうな。
三が日(さんがにち)は神様を迎えるあいだは騒(さわ)がず、煮炊(にた)きを慎(つつし)むという意味(いみ)もあるそうで、栄養(えいよう)のバランスがよく、老化防止(ろうかぼうし)にも役(やく)だつそうです。
私の家族(かぞく)はおせちが大好き、ことしも11種類(しゅるい)を手づくりしました。
なにを作ったかって?
先ず簡単(かんたん)に作れる、田作(たづく)り、栗きんとん、黒豆(くろまめ)、伊達巻(だてまき)、数の子(かずのこ)などなど。
大根(だいこん)とにんじんのなます(和風サラダ)は、お酢をくわえただけのかんたんさ。
安上(やすあ)がりなので、たくさん食べられ、おすそ分けもできます。八つ頭と言う芋(いも)は牛のひき肉のトッピングをのせた3代つづく我が家のオリジナルです。
宗由(そうゆう)